272: 指月録
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三十二巻

明の那羅延窟学人瞿汝稷槃談の編。万暦三十年(一六〇二)に成る。禅宗の伝灯相承を中心とした仏教通史の書の一つ。過去七仏より宋の隆興年間(一一六三-六四)までを限りとし、最後の二巻に大慧宗杲の語要を収めている。のち、清の康熙十八年(一六七九)に至って、楽読聶先がこれを継承して『読指月録』二十一巻、および『目録』一巻を編し、隆興二年(一一六四)より元明に及んでいる。両書ともに三教一致の立場に立ち、「応化聖賢尊宿集」等の別録を設けて、韓愈や欧陽修等についても立伝しているが、『禅籍志』は 大いにこれを非とする。民国五十七年に、真善美社で影印したる本あり。