211: 投子義青禅師語録
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二種

宋朝曹洞宗の中興、投子義青(一〇三二-八三)の語録。前者は古く京北興聖寺に伝えられたものを、大雄の廓門徹と道明が協力して重刻したもので、巻首に元豊七年(一〇八四)に李元冲が加えた序があり、白雲山海会禅院および投子山勝因禅院の語に、答同霖十問、偈頌、真賛等を合せて上巻とし、頌古一百則と行状を下巻とする。下巻は林泉従倫の『空谷集』により、上巻はおそらく宋版を承けたのであろう。「海会録」「投子録」ともに住上都左街十方浄因禅院伝法比丘自覚重編とする。次に第二の『舒州投子山妙続大師語録』 一巻は、芙蓉道楷が編し、丹霞子淳が跋を加えていて、明らかに宋本を承けるが、その伝来を知りえない。第三の『続開古尊宿語要』の本が比較的第一のものに合致する点から言えば、第二はその伝来を異にしていたようである。なお、投子義青の伝は従来の禅宗史書以外に、その門下の塔銘が『湖北金石志』や『攻&C0-DCFB;集』に数多く伝えられるから、語録についても今後新しい角度より再検討を要する。石井修道の「『攻&C0-DCFB;集』にみられる禅宗資料――投子義青の法系を中心として――」(「東方宗教」三十九)に考証があ· 驕B