193: 正法眼蔵
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三巻六冊

大慧宗杲が編した公案集の一つ。古来の宗師の上堂示衆の語句六百六十一則を選び、評唱あるいは著語を付し、最後に大慧自身の示衆一段を付したもの。書名は、霊山会上、世尊拈華の公案に由来し、禅の根本義の意である。その編集はおそらく紹興十一年(一一四一)以後、大慧が衡陽に閉居した頃のことである。宋版は序跋なく、すべてを三巻に分つが、続蔵に収めるものは、明の万暦四十四年(一六一六)に、雲門円澄門下の沙門慧悦、智舷、徐弘沢居士等が重刊したもので、巻首に、『大慧書』より「張子韶侍郎に与うるの書」を転載し、本書編集の目的を· ??らかにしている。また、楼鑰(一一三七-一二一三)の『攻&C0-DCFB;集』八十一に、「跋正法眼蔵」の一文がある。本書のために撰したらしいが、いずれの刊本にもこれを見ぬ。→141宗門聯灯会要