192: 大慧武庫
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一巻

宗朝禅林の逸話を集める。大慧が弟子たちに語ったもの。巻首に淳熙丙午(一一八六)の李泳の序がある。『涅槃経』の故事により、わが王庫中にかくのごとき刀ありとする意ともいう。正蔵が底本とした明の続蔵本はこの序を省くが、宋版を覆した五山版は、この序以外に「雪堂行和尚拾遺録」を末尾に付録し、全体を二巻に分つこともある。後者は、仏眼清遠に嗣いだ雪堂道行が大慧の『武庫』に倣ったもの。いずれも、明版南北蔵の武帙に収める。