155: 祖庭事苑
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八巻

睦庵善卿の撰。大観二年(一一〇八)に成る。当時の修行者が参禅弁道に際して、請益の語に通ぜざるを慨して、雲門、雪竇、義懐、風穴、法眼、天台徳韶らの語録、および『池陽百問』『八方珠玉集』『証道歌』『十玄談』などからおよそ二千四百余の事項を選んで、一語ごとに詳細な解説を加えたもの。巻首に四明法英の序があり、現行本は巻尾に師鑑と紫雲との紹興二十四年(一一五四)重刊の跋がある。禅籍の注釈書として注目されるが、今日から見ると誤りも多い。また、別に『続祖庭事苑』なるものがあり、『霊源筆語考』 を収めているが、編者や年代等はわからない。