142: 嘉泰普灯録
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三十巻、別に目録三巻

雲門宗、雲竇下七世、雷庵正受(一一四六-一二〇八)の編。嘉泰四年(一二〇四)に成り、寧宗に上進して入蔵を勅許された。巻首に弟子黄汝霖が撰した「雷庵受禅師行業」、および「上進の書」、巻尾に陸游の跋がある。『景徳伝灯録』『天聖広灯録』『建中靖国続灯録』の後を継承し、その欠けたるを増補した禅宗史伝の書の一つ。前三書が出家沙門の事に偏しているのを改め、広く王公·居士·尼僧等の機縁を集める。示衆機語、聖君賢臣、応化聖賢、広語、拈頌、偈 賛、雑著の八門に分って録し、およそ南岳下十七世、青原下十六世に及んでいる。日本では、入宋して仏海慧遠の法を嗣いだ叡山覚阿の伝が立てられているために、早くより注目された。