104: &C0-C365;居士語録
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三巻

上巻は&C0-C365;居士の言行録で、中下二巻はその詩偈集。節度使于&C3-4A54;の編と伝えるが、現在の本は、明の崇禎丁丑(一六三七)に泉州羅山の棲隠院で重刻したもの。&C0-C365;居士、諱は蘊、字は道玄。丹霞天然とともに儒より禅に転じて石頭と馬祖に参じ、ついにその法を嗣ぐ。生涯出家せず、妻子とともに竹漉を製して業とし、諸禅師と交わって禅風を張った。傅大士と双んで唐土の維摩とよばれ、後にはしだいに伝説化されて、『元曲選』乙集下に収める「&C0-C365;居士誤放来生債」の素材となる。語録の編者于&C3-4A54;は&C0-C365;蘊と親交のあっ· ??節度使で、その臨終に立ち会ったというが、現存の語録が原型のままかどうかは確かでない。また、重&C0-D9CB;の名を列ねる優婆塞世灯の伝も明らかでないが、上巻の言行はほとんど『祖堂集』十五、『伝灯録』八その他に見え、中下の偈頌は『宗鏡録』に十数首の引用があって、その伝承の古いことがわかる。『伝灯録』には詩偈三百余篇が世に伝わったといい、『唐書芸文志』以後、諸家の蔵書目にもその名を伝える。近時、アンリ·マスペロ が中国語および文学の方面より、この語録に注目するあり、さらに、ササキ·ルースその他の英訳が出た。