063: 仏説法句経
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一巻

諸法の本性空なるを説く、甚深真実の句の意。唐初に出現した偽経の一つ。『大唐内典録』十に初見。「森羅万像一法所印」の句は、初期の禅録にもっとも多く引かれ、僧肇に帰せられる『宝蔵論』にその引用があるのも、『宝蔵論』の成立を知る手がかりとなる。別に『法句経疏』一巻(ペリオ二三二五、正蔵八十五)があり、本経の流行の跡を伝える。ただし、現存のものは首部を欠く。