029: 胡適校敦煌唐写本神会和尚遺集
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一巻

民国十九年(一九三〇)、亞東図書館刊。民国十三年、胡適がロンドンおよびパリの敦煌本を調査し、ペリオ本のうちより新たに発見した神会関係の資料三種を校訂し、従来知られていたものを合せて一巻としたもの。特に巻首に長編の「荷沢大師神会伝」を添え、これまでほとんど忘れ去られていた荷沢神会の初期禅宗史上における地位を確認する。また、胡適が用いた資料は、ほとんどすべてが残巻で首尾を欠く。胡適はそれらの内容によって神会の語録と断じ、詳細な目次を加えるとともにそれぞれに跋を加えてその理由を明らかにする。今、原資料を列記す· 黷??、次のごとくである。

○ 神会語録第一残巻(ペリオ三〇四七前半) 前後五十の問答より成り、開元(七一三-四一)初年に神会が南陽開元寺に住してより、同二十年に滑台で北宗批判を行なうころまで、道俗の修行者と交した問答の記録。王趙公、蘇晋、張燕公、王維等の名が見える。

○ 神会語録第二残巻(ペリオ三〇四七後半)

○ 菩提達摩南宗定是非論并序 孤独沛撰 神会が開元十八·十九·二十年にわたって、北宗崇遠と交えた宗論の記録。