249: 山庵雑録
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二巻

明代、怒中無慍(一三〇九−八六)の編。天童の山庵に隠退ののち、宋の『羅湖野録』『雲臥紀談』にならって、当代の禅宗の逸話を集録したもの。洪武八年(一三七五)に成る。寂後まもなく弟子玄極居頂が刊行した。僧録司左善世弘道(板的達)、無聞居士蘇伯衡、霊谷清濬らが序跋を寄せている。無慍は、わが足利義満が日本に招かんとした人、中世禅林への影響は大きく、一代の文豪宋濂が序を撰した『無慍語録』(続蔵二−二十八)とともに、本書は日本で多くの読者を得た。一般流布の本には A寛永二十年(一六四三)一糸文守の跋がある。因みに、無慍の法系は次のごとし。

円悟−虎丘−応庵−密庵−松源崇岳−滅翁文礼−横川行&C0-D2AC;−竺原妙道−怒中無慍−円極居頂