246: 仏祖通載
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二十二巻

元の梅屋念常(一二八二−?)編。過去七仏より元の第十四主順帝の即位した元統元年(一三三三)に至る編年体の仏教通史。詳しくは「仏祖歴代通載」という。巻首に、至正元年(一三四一)の虞集の序と、至正四年の覚岸の序がある。宋初の『伝灯録』と、先に石室祖&C0-D671;が編した『隆興仏法編年通論』の後を承け、宋元両朝の仏教事蹟を増補したもの。序者覚岸もまたその法弟である。本書は、志磐の『仏祖統紀』が天台一宗に偏するのを改め、仏教全史たらしめんとしたといいつつ、みずから 禅宗史に傾いたようである。明版北蔵は「目録」一巻を加えて三十六巻に分つが、日本では、宋版を覆した五山版その他、二十二巻本を通例とする。また、「四庫提要」百四十五の説は多く誤りがある。