244: 古林清茂禅師語録
目次 < >

七巻

元朝の臨済僧で、『宗門統要続集』の編者として、また墨蹟の名家として知られる古林清茂(一二六二−一三二九)の語を集めたもの。「古林和尚語録」ともよばれる。有力な門下の日本に来朝するあり、わが入元僧が多くその門を訪ねたために、早く宋版の覆刻と増補拾遺の刊行を見る。はじめに前集賢待制承事郎馮子振の序あり、泰定乙丑(一三二五)の日付をもつ生前の撰であり、ついで門下の弟子が編した初住平江府天平山白雲禅寺語録以下、四会の語と、「重拈雲竇挙古一百則」、法語、小参、普説、真讚(以下五点)のほか 、梵僊がわが国で編し、行実と碑銘を添えた「古林和尚拾遺偈頌」二巻を付す。応永元年(一三九四)の刊行である。雪村友梅が「刊古林和尚拾遺偈頌募縁疏」を書いている。ただし、前後両集ともに、最後の金陵保寧の語を欠く。王村竹二「古林清茂住保寧寺語録刊行の周辺」(『田山方南先生華甲記念論文集』所収)参照。