195: 雲臥紀談
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二巻

大慧宗杲の嗣、暁瑩仲温(一一一六?−?)の編。先に、同じ著者による『羅湖野録』二巻あり。江西の城山および曲江の感山に退居のとき、見聞する当代禅門の逸話を集録したもの。雲臥は草庵の名であり、「感山雲臥紀談」とも名づける。現在の本は、末尾に暁瑩が同門の遯庵宗演に寄せた「雲臥庵主書」一篇を付す。『仏祖通載』二十は、本書の成立を紹興乙亥(一一五五)とするが、これは『羅湖野録』の年次と混同したにすぎぬ。「雲臥庵主書」は淳熙癸卯(一一八 三)以後のもので、感山に移ったのは淳熙戊戌(一一七八)の冬であるから、『雲臥紀談』の成立もまたほぼこのころとすべきであろう。また、この手紙は、『大慧年譜』の誤りを訂すところが多い。