117: 曹山録
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三種

第一は鈔録であるが、現存最古のテキストで、宋の嘉熙二年(一二三八)の刊行。ただし、その由来は明らかでない。第二は明末の『五家語録』の一部。第三はわが宜黙玄契が右の『五家語録』のテキストを上巻とし、みずからあらためて諸書のうちより曹山の遺語を集めて下巻としたもの。元文五年(一七四〇)の編集で、みずから集めた『洞山悟本禅師語録』につづく仕事であり、前書同様に覚城、元趾、柳沢里恭らが序跋を寄せている。第四は、慧印がこれらを編したもの。宝暦十一年(一七六一) フ仕事である。その本文批評については、『第三禅宗史研究』に詳しい。