103: 明州大梅山常禅師語録
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一巻

大梅法常(七五二−八三九)の伝記と上堂の語を集めたもの。最後に遷居頌と智覚禅師賛を収める。門人慧宝の編。金沢文庫に十三世紀の写本一冊を伝える。写本の伝来は明らかではないが、『伝灯録』七、『宗鏡録』二十三、九十八その他に引くものと違った上堂が数段ある。[九霊山人集に明代の序あり。]ただし、遷居頌は盛唐の詩仙許宣平が李白の来訪に答えた詩で、法常の作でない。『五灯会元』三もまた誤る。柳田の「大梅法常の遷居の頌」(「周辺」三)参照。