074: 聖冑集
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(断片)

約一一四行を存す。『聖冑集』は、『宝林伝』につづく唐代禅宗史の一つで、光化二年(八九九)に華岳玄偉禅師が全五巻を編したと伝う。『唐書芸文志』には「真門聖冑集」といい、『大蔵経綱目指要録』には「玄門聖冑集」と呼ぶ。聖冑は、梁の武帝が達摩に贈ったという諡号。これまで『祖堂集』『伝灯録』がその説を承けたことが知られるのみで、失われていた本文の一部が、右のスタイン本に見え、さらにこれにもとづいて金刻大蔵 oのうちより見出された『宝林伝』巻二の本文も、その一部であることが確認された。また、これに関連するものとして、スタイン二一四四、ペリオ三九一三、鹹二十九などに「金剛峻経金剛頂経一切如来深妙秘密金剛界大三昧耶修行四十二種法経作法威儀法則大&C0-AC73;盧遮那仏金剛心地法門秘法戒壇法儀則」がある。