056: 南陽和上頓教解脱禅門直了性壇語
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一巻

荷沢神会(六七〇−七六二)が開元六年(七一八)以後に南陽の竜興寺で行なった授戒会の説法の記録。初期の語録として注目される。「壇語」とは、戒壇における説法の意。『六祖壇経』の場合も同じ。この文書の発見と紹介は、鈴木大拙の『少室逸書』(昭和十年)と「神会和尚の『壇語』と考ふべき敦煌出土本につきて」(「大谷学報」十六−四)に始まり、『校刊少室逸書』(昭和十一年)を経て、W. Liebenthal が The Sermon of Shen-Hui (ASIA MAJOR new series Vol.III. 1953)を発表し、王重民によるペリオ本の発見を @として、胡適の「新校訂的神会和尚遺著両種」の発表となる。最終的なテキストは、「鈴木大拙全集」三にも収めるが、本文になお問題がある。