055: 神会録
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三種
  1. 首尾を欠く断片であるが、民国十五年(一九二六)に胡適がパリで発見し、校訂して『神会和尚遺集』(民国十九年、亞東図書館)に収めたもの。↓29胡適校唐写本神会和尚遺集

  2. 首部数紙を欠くのみで大半を存し、末尾に達摩より慧能に至る六代の略伝と、「大乗頓教頌并序」を付し、左の奥書がある。

    唐貞元八年歳未、沙門宝珍共判官趙看琳、於北底、奉張大夫処分令勘訖。其年冬十月廿二日記。 唐癸巳年十月廿三日比丘記。
  3. 一九五六年に京都大学人文科学研究所で、スタイン文書の写真による調査中、入矢義高が発見し、胡適が「歴史語言研究所集刊」外篇第四種(一九六〇年)に発表したもの。巻首に唐山主簿劉澄の序があり、「南陽和尚問答雑徴義」の標題とともに、円仁の『入唐新求聖教目録』に「南陽和尚問答雑徴義一巻、劉澄集」とあるのに一致する。本文もまた前記2の石井光雄旧蔵本の前半に一致し、三種の写本中もっとも初期のものと見られる。