047: 伝法宝紀并序
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一巻

京兆杜朏の編、開元(七一三−四一)初年に成る。禅宗の由来をのべ、達摩より神秀に至る七人の祖師の伝を列ねる初期禅宗史書の一つ。はじめ、矢吹慶輝の『鳴沙余韻解説』で紹介されたが、この写本は達摩の章までの断欠であった。完本は、昭和十一年に神田喜一郎が発見し、『敦煌秘籍留真』(昭和十三年)と「伝法宝紀の完帙に就いて」(『積翠先生華甲寿記念論纂』、昭和十七年)に添えた写真により、白石虎月が『続禅宗編年史』の付録として、はじめてそのテキストを校刊、柳田の『初期の禅史1』(「禅の語録」2)に至って、それらの成果がまと ゚られた。